山麓暮らし

ほぼ自転車

大山登山②

いや~、2日間夜行バスでの移動は疲れます・・・
とある事情で金曜日のみ東京に帰る事になったのですが、
どちらかだけでも電車を使えばよかったなと今更ながら思います。



さて、この話を終わらせたいと思います。
前回は・・・二俣に到着しましたね。

そこから下宝珠越までは完全なる沢道を登っていきます。
見た目はいいけど滑りやすいです。
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少し登ると大堰堤の工事現場に続く林道を横切ります。
でも登山道はこの道を横切るだけ。工事車両通行時の安全のためでしょうかね。

で、沢を上り詰めると下宝珠越に着きます。
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ここからは普通の登山道。
夏山登山道ほど歩きやすくは無いですが、危険な所もそこまでありません。

中宝珠越に至るまでは周りの見通しが利かない所も多いですが、
開けた時には両側に崩落の激しい山肌を見ることができます。
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中宝珠越は砂すべりとの分岐です。
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そこからすぐに三差路に着くのでまずは三鈷峰に行きます。
道は決していいとはいえません。崩落跡の一番上という感じの所も。
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で、5分強で山頂に到着。

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3つのケルンは何の意味があるのでしょうかね?
風が強いので写真だけ撮ったらさっさと三差路に戻ります。
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今度はユートピア小屋を通過して象ヶ鼻まで。
見通しも利かなかったのでそこよりも先に行く気は無かったです。

小屋を通過して後ろを振り返ると一瞬だけ三鈷峰が姿を見せてくれました。
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すぐにガスの中になりましたが。

さ、象ヶ鼻と地図にある位なので何か標識があるだろうと思いましたが、
それっぽいのは全く見当たらず。

どんどん登っていくと段々とバリエーションルートによくある踏み跡になってきたので、
通り過ぎた事を理解するのに時間はかかりませんでした(^^;
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足を置くだけでぽろぽろと石が落ちていくような所になるとすぐに天狗ヶ峰に着きます。
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その先は剣ヶ峰まで踏み跡が付いていますが、
この日の強風の中では危険と判断するのに時間はかかりませんでした。

降りだした雨に急いで雨具を出して着ると下り始めます。
ちなみに天狗ヶ峰の直下はこんな所。
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自分の行動一つで足元がすべて崩れそうな位、足場は脆いです。
山の保護の為にも体の為にもここは縦走をしない方がいいのでしょうね。


ユートピアに向かって下りていくのはいいのですが、何かどこまで下りても着かない。
挙句には踏み跡が辛うじて見える位草木に覆われた登山道になっていきます。

天狗ヶ峰から25分位。
登りで15分位で登ったんだから明らかに道をどこかから間違えています。

プロトレックのコンパス機能は向くはずのない方向を向くし。
というより見覚えのない地帯に入った地点で止まれよと言う感じですが(^^;

見覚えのない岩を見た所から登り返します。



朝飯はちゃんと食べていないわ、昼飯はまだだわでお腹が空いて行動意欲が薄れる中、
小屋までと自分に言い聞かせて登り返します。

30分ほどでようやく見覚えのある看板に着きました。
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自分が出てきた所の左側にもっとしっかりとした道がありました(^^;
いかにボケ~と歩いていたか・・・

お腹が限界なのでユートピア避難小屋の所でうどんを作って食べます。
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空腹と疲れた体には暖かい食べ物はとてもありがたく思えます。
汁まで飲みほして片づけるとすぐに出発。

雨もそこまで降らずに上がっていたので砂すべりへと下りて行きます。
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で、実際に砂すべりに着いてみると人がたくさん・・・
みんな下り方を見ていると結構恐い・・・
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と言いながら、自分も細心の注意を払わないと自分が落ちるか、下に石を落とすかでした。
上の方はホールドが限られる割に急だし。
火山性の岩特有の脆い岩で穂高などの岩場よりも個人的には緊張しました。


でも上の方のみで下の方は普通に下りられるのですけどね。
感想としては「一般登山道として下りれる状態にしているのがおかしい」と思いました。

一般登山者立入禁止位の表記があってもいいと思います。
縁起でもないですけど「今のままだといつかここで事故が起こるぞ」と思うような状態です。



さて、砂すべりさえ下りてしまえば下はただの沢歩き。
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遭難碑には手を合わせて
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行者コースに合流した所で北壁を振り返ります。
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ここからは普通の登山道なので飛ぶように下りて行きます。
大山寺の境内まで来れば参道を下りるだけです。
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15時ごろ、登り始めてから7時間半で無事に下りてくる事が出来ました。
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そうそう、ここは参道の横に足湯があるのでのんびりと入らせて貰いました(^^)
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大山は独立峰なのもあるのでしょうが、独特の山だと感じました。
紅葉の時期にまた来れればいいな・・・
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そんな事を思いながら、明日は石鎚山に職場の人を案内しに行ってきます(*^o^*)/~