山麓暮らし

ほぼ自転車

NISHIGOバイシクルフェス(2時間エンデューロ)

たしか4月か5月ごろだったと思います。
このイベントの告知を見て色々と考えました。

2日間で色々な種目に出場できるのは結構おいしい。
ただし、自分にとっては乗鞍前の大切な週末でもある。。。

グダグダ考えましたが、結果的にポチッとエントリー開始日にエントリータブをクリックしてましたww
出る種目は次の通り。

土曜日
2時間エンデューロ
クリテリウム ミドル

日曜日
ヒルクライム

出ない種目は土曜日にTT、日曜日にチームエンデューロと1kmアタック。
まぁ、こちらまでやっていると本当に走るだけになってしまうので・・・



さぁ、意気込んで自転車は2台準備。
エンデューロヒルクライムではsempre。クリテではFENICEを使うつもりで。

車の後部がごっちゃになったぞ・・・ドリンク等用のクーラーボックスを入れるスペースが無くなってしまったので助手席に。
一人でのロングドライブだと助手席に物を置いて運転中でも食べ飲みできるようにするので不便。

まぁ、それ以外に持っていく手立ても無いのでその状態で当日の朝に出発。
駐車場オープン時間すぐ後位に着いて受付。この時に周回コースの実態を知る。


よく分かりませんかね?ではこちらではどうでしょう?


奥の角度が変わっている所がほぼ平坦。
という事はここの斜度がどれ位あるか少しは想像が出来ますよね?

・・・絶対にクリテをやるような高低差じゃないぞ(((゜д゜;)))
実際に走ってみたらスプロケを11-23にしたのは間違いではなかったのかと思う位の登りでした。。
また、この他に一周の間に2か所ちゃんとした登りがあるという足が削られそうなレイアウト。

レースになればまた違ってくるだろうとスプロケを変えなかったのが正解でした(-。-;)
結果オーライですね。



さてさて、準備してローラーで軽く足を回してから出走。
スタート前のパレードラップで先導車がどんどん前に行っちゃうんですが・・・

車の後ろに付いて行ったのは一人のみ。
他の人たちは大概の大会でのニュートラルスピードより少し早い位でパックで走行。
その状態のままレーススタート!

逃げた人は程なく下りてきますが、アタックの応酬で集団が活性化される。
さらにコースにしっかりとした登りがあるのがスリム化に大いに貢献。
あっという間に先頭集団の人数が10人を切るまでに絞られる。。。

さらにイナーメの方がアタックを掛けるたびに一人、二人ずつ振り落していきます。
正直、この調子で2時間持つ気がしないのですが付いて行かないと・・・

開始30分足らずで先頭は5人に。
辛そうにしている人に「意外と高低差があってきついですね!」と声をかけると、
「付いて行くだけで精一杯です・・・」と力のない声。

少々悪いけど、内心どこで振り落すか考えてました(^^;
そんな中でまたイナーメの方がアタック。

自分は登りで接続するも話しかけた人含む2人脱落。
イナーメの方が「3人?」と確認してくるので後ろを確認して一人しかいないのを見て「3人!」と答える。

一瞬ペースが緩んだところですかさず補給食を飲む。水は飲んでいるほど正直余裕はないけど口に含んで無理やり飲みこむ。
3人になってきつさが増してきた。

少しして登りでアタックが掛かって自分は付いて行くも、もう一人を振り落す。
これで半分も行かずに先頭は2人に(!)

ちょ、この人と二人で逃げって・・・
力の差を感じて普通の汗のほかに冷や汗が出てくるのが分かる。。。

二人逃げを確定させるためにある程度離れるまでペースはアゲアゲ。
下りと平坦は向こうの方が大きめのクランクを使っているのもあってペースが上がるのでかなり辛い・・・
前乗りになり過ぎてお尻にサドルの先が刺さる形になっても気にしてられない位必死です( ̄Д ̄;;

(写真はお知り合いのMさんより)


1時間を経過して3位の方との差が開き、ペースも安定させていい頃になると2人で分業して先頭を交代する事に。
正直な所、歯数とパワー的に平地と下りでは自分はペースが落ちてしまうので引いてもらい、
逆に登りはすべて自分が引く形に。
曳いてる時間はちょうど同じくらいだったかな?登りの分、自分の方が時間的には曳いてたかも。

レース後に話したら「登りはあれ以上早いとまずかったけどいいペースで曳いてもらえました」
と言われたのでちょっと悔しかったけど・・・

とにかく、足が持つ限り登りでもペースを落とさずに行く事だけを考えてました。
ついでに一時間を超えた辺りで脹脛が攣りかけ、復活したものの1時間半を超えるとまた兆候が・・・
何とか騙し騙しで登りも曳きつつダンシングで筋肉を伸ばすようにペダリングしたり。

残り20分からは本当に嫌になる位に時間の経過が長かった・・・
一周の周回タイムを大体でしか掴んでいなくて残り14分で「あと2周?」とか思っていたら2分ほど残して2周消化してもう一周とか・・・

そして最後の折り返しから計測ラインまでの登り。
無い足を精一杯使ってダンシングで駆け上がる・・・イメージ。

実際は今までキープしていた登坂スピードよりも1~2km/h遅かった・・・
すかさずイナーメの方が残り300m位からぐわっと背中に感じる威圧感が上がったと思ったら一気に前へ。

気持ちは負けたくないけど全く歯が立たなかった・・・
思わず首を横に振りながらラインを踏み越える。。

Time:2.05.05
Dist:74.17km
SPD Ave:35.3 Max:60.7(km/h)
CDC Ave:95 Max:134(rpm)
HR Ave:175 Max:190(bpm)



ゴール後は序盤に一緒にパックになった方やイナーメの方と懇談状態。
そこで判明した驚きの事実。

なんと2時間エンデューロは最後に計測ラインを踏み越えた時では無く、2時間経過直前に踏み越えた所で計測終了との話が・・・
えっ?てことはどっちがその時に先頭にいたっけ?


・・・自分ジャン(°д°;)


と、先頭二人ともルールを理解せずに競技をしていたおかげで重大な誤解が発生していましたσ(^_^;)
正直、相手に申し訳なかったけど・・・

という事で優勝の表彰。




実は個人種目のスポーツで一番を獲るのは生まれて初めて・・・
自転車で初めて一番を獲ったというよりもそちらの方が個人的に大きな出来事(^^;
本当に感慨深いものがありましたね。

最後に力の差は見せつけられたのであまり勝ったという気は正直していないのですが。。
これはどこかで借りを返すようなレースをしたいですね!

で、2時間半後にはクリテリウムのミドルが・・・
脚も闘争心も使い果たした感が満載なのですが(゚_゚i)

ここからのお話はまた次回で!



そうそう、この時に最後まで一緒に走ったイナーメの方のお話。
FBに勝利報告をした時にお知り合いから「まこっちに勝ったのか!?」的な言葉を貰いました。

あれ?まこっちってどこかで聞いた事あるぞ・・・
・・・茂木7時間エンデューロソロや富士チャレンジ200kmソロで優勝されてる方か!!!
と思いだし、一人土曜日の宿で「ああっ!!!」と叫んでおりました(^^;

どうりで強い訳ですね。。。
逆にそんな事知っていたら走っている間に戦意喪失していたかも・・・
まぁ、3位争いとかならまだしも、目の前に優勝の二文字がぶら下がっていたら千切れない限り着いていたでしょうけどねσ(^_^;)

という訳で、また明日にでも続きは書けるかとノシ



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