スタート時間が3時間繰り下げになったという事で起床時間はいつも通り。
ツールドとちぎとコースが被る区間があり、それを避けるためでした。
今回の400kmは18~20時間を見込んでいましたが、スタート時間変更でちょっと暗雲が。。。
というのは翌日が仕事なんですよね~。
すると越生に帰って来るタイムリミットが6時なので21時間以内にゴールする必要。
眠気でどうにもならなくて寝てしまうとギリギリっぽい・・・
一昨年の麦草400で2度ほど仮眠を入れながら走った時が19時間半位でしたがどうなることやら。
幸いコース上にいくつも電車はありますし、時間を見ながら越生に戻るのが厳しければそこから輪行かなと。
スタート地点のニューサンピア埼玉・おごせへ。
今回の装備はこんな感じ。
初めて中型のサドルバッグを使ってみる事に。
入ってるのは夜間の防寒着だけ。
また、今回のブルべではロングボトル一本で良かったのですがダウンチューブのボトルゲージにフレームバッグがあると入らない。
そこでフードポーチをボトル入れとしてお試しで使ってみる事に。
受付してブリーフィング。
Flecheでもご一緒させて頂くこもごもさんとお話ししつつ検車を受けて出発です。
始めは平坦。一番登るのが川を渡る大きな橋という感じ。
風もそこまで強くない?
埼玉から群馬、そして栃木に入るとコースわきにツールドとちぎのコース明示ボードが。
本当にレースコースと被っていたのか(^^;
それなりなスピードを保ってひたすら。
9時スタートなのでのっけから日差しが強く、ボトルの減りが少し早い気がする。
ちょっと飛ばしすぎかな?位のペースで初めのPC。
PC1、78km 11:40くらい
そうだ、オダックス埼玉さんのブルべはレシートを一時預かられるんだった。。。
買ったものとかは後で追記します。
食べもの食べたら即出発。
PC出てから100km地点位で仕事用の携帯が鳴っていることに気づき一旦停車。
用事は伝えてくれなかったけど栃木にいると言ったら切られた・・・
どっかでトラブったんかな・・・
一旦集中が途切れてしまったのでボチボチ再始動。
アップダウンが出てくるようになり、一つ峠らしい所を超えると人によっては「凶悪」というビーフラインへ。
たらたら走る分には・・・
ただ10%超えの坂が繰り返されるのは嫌になる人も多いだろうな(^^;
ビーフラインと名前がついていますが、牧場も見えずそれらしい入り口も無く。
広域農道だから眺めがいい所があるのかと思っていたらそんな所は皆無w
地味に距離的にも長めだし、面白みは少ないルート。。。
途中に工事で迂回させられ、ちょっと無駄に登らされるところがあったり。
そんなビーフラインの終わりに近い所がPC2
PC2、157km 14:45くらい
ここも補給が終わったら即出発。
次のPCまで45kmしかないですしね。
ここからもビーフラインのうちはアップダウンが続きます。
ビーフラインを抜けて峠を一つ越えたら今回のブルべのお題である高萩に。
この峠の下りが結構寒い・・・上着を着るか迷いましたが、登っていればまだ汗をかくのでまだいいかと。
ここから下り切った所がPC3。
PC3、204km 16:44くらい
200km通過地点で7時間半程度。
中々順調なので300km超えた所にあるラストPCまではこのまま行きたい心持ち。
イートインで座らせてもらってカフェイン投入とストレッチ。
次のPC着くころには真っ暗だろうな~とナイトライド準備して出発。
出て少しの間はPC3に向かう参加者とクロス。
6人位とすれ違ったかな?
この頃になると西へ傾いた日が直接目に入ってきて眩し~
先ほど下った峠を登って途中から一本となりの広域農道へ。
登り切ったあたりからの下りは解放感あっていい道でした。
予定通り、3時間前にスタートしていたら真昼だったでしょうからこんな綺麗じゃなかったんじゃないかと。
※ただし写真では伝わらない
下り終わったら細かいアップダウンを繰り返すような道に。
今回のルートは大きく登る所がないのでファストランにはいいコースだったと今だと思えます。
空も一面真っ暗になった頃にPC4へ。
PC4、259km 19:00くらい
この頃になると変な動きをすると体のあちこちが攣りそうになる・・・
水分補給は少ない気がする。ミネラル類の補給も・・・うん、少ないな。
あとは動いているうちはいいけど止まると肌寒さを感じる気温になってきたのもあるか。
次のPCまで40km、2時間かからない位だろうからそっちで防寒具を身に着けるか。
とりあえずアミノバイタルと買ったおにぎり食べてリスタート。
PCから出て一つ登り、少し行ったらもう一つ小さな登りがあるのですがここで前輪の感触が・・・
交差点の街灯が明るい所に自転車を止めて早速パンクの原因究明。
チューブに穴が見当たらない。
試しにタイヤの裏をなぞっていたら引っかかりがあった。
カーカスのワイヤーが出ていた。こりゃ穴開くわ。
とりあえずタイヤブートを張り付けてチューブを保護しましょ。
指切りで指先が冷えていたので手の動きが悪い・・・
チューブを入れる作業に手間取り、体自体も冷えてきて辛さを感じる。
いつもの2倍くらい時間がかかった気がする。
どうせ止まったのならと長袖ジャージ、冬用手袋にチェンジ。
脚はそこまで寒くないけど多分、この膝の違和感は冷えからな気がする・・・
走っているうちは上体を一枚羽織ったので逆にタイツを履くとオーバーヒートになるのでそのまま。
PC4で思っていたよりも20分位時間がかかってラストのPCへ。
PC5、301km 21:00
この辺りまで来ると遠くの山の方で雷が光っているのが見えてた。
まぁこちらは関係ないのかな?と思う位、音も聞こえなかったのであまり気にはしていませんでした。
しかし、PC5を出てから段々と音が聞こえ、光が近くなってきた。
「あ、これはもしかしてヤバい方向に天気が変わってる・・・?」
そう思い始めた時に大粒の雨が落ちてきたので濡れる前に避難。
雨は降ってもにわか雨程度と聞いていたのでウィンブレしか持ってないけど着る事に。
雨が止むまでまだ眠くは無かったけどマイクロスリープを入れて目を覚ましたら雨が弱くなってた。
出発することにします。
しかし、しばらくしていきなり雷が上あたりで鳴ったと思ったらメットに「カンカン」と白いものが。
ん?白いもの???
バラバラと落ちてきて体中が痛い。そしてみるみる路面が真っ白になっていく。
本当に久しぶりに雹を見ました。
とにかくその辺の軒下へと非難。
雨はまだしも、雹は自転車での走行は不可能です。
少ししたら雨に変わって路面の雹が溶けた頃に止んだ。
その間に冬用のタイツを履いて脚の冷え対策してリスタート。
そこからはまだ雷が鳴ってる状況でもう一回くらい、雹が落ちてくるかな・・・
なんて思っていたら群馬入った頃に雷が酷くなったと同時にさっきよりも大きな雹が落ちてきましたよw
今回は落ち始めてすぐに工場の軒下があったのでそこに入れさせていただきます。
「大丈夫かい~?」と2回の住居スペースからご主人が顔を出したので止むまでお話しつつ。
西側に月と星が見えているのに真上は雷雲。
なんだか変な感じでしたね~。
ちなみに、体に当たるととても痛かったですがこんなんでしたよ。
こんなのが空から降ってくりゃ痛いわwww
雹が止んだらリスタート。
しかし日付が変わるころになったら眠気が・・・
眠いのを自覚するほどになるとパワーも出そうとしても出ません。
あと、序盤から飛ばしていたのが最後の区間では思いっきり疲労となって大きな影響が出てきたw
今回はとりあえずゴール時間の見通しを立てたかったのでPC5までなるべく早くと走りましたしね。
ペースもがた落ちでしたが最後の30分位は2時前にゴールできそうというモチベーションでゴールまで自分を運んだ感じ。
ゴールの駐車場に着くとまだ受付は設置してませんでしたが、スタッフさんが待機してくれていました。
ということで16時間54分で認定となりました。
自分が返ってきた10分後には3人、20分後に一人入ってきたので皆さん結構早目だった?
しかも10分後に帰ってきたお一人は10時スタート。
つまり僕よりも1時間後にスタートしていたわけです。
70歳目前であの走力は本当にすごいなぁと思いますし、それまで同じようになりたいなとその方を見るたびに思います。
ちなみにタラればをすれば雨宿りした50分間位が無ければ眠気が来るまでにその時間行動でき、一時間位は短縮できたんじゃないかと・・・
まぁ、今回の最大の目的は日曜の仕事に間に合うようにゴールする事だったので十二分に目標は達成しているのですがw
とりあえず無事故で終われたのが何よりです。
400km以上になると本当に眠気のマネージメントが難しい・・・
600kmなら眠くなった所で寝てもいいですが、400kmは仮眠の量とタイミングが難しいですよね。
今回はスタートが遅くなったので眠気の予測が出来なかったのもありましたし。
この先、400kmに参加するなら5,6時位スタートのやつ以外は出ないようにしようかな・・・
ちょっと考えている所です。
持って行った補給食で使ったもの
・粉飴180g+BCAA計量スプーン一杯分
・プロテインバー一本
・アミノバイタル青ジェル一本
そうそう、今回投入したこのフードポーチ。
ダンシングの時に蹴り上げるんじゃないかと思ったらそんな事なく。
ボトル以外の使い方を色々と考えてもいいかもしれませんね。
割と使えるアイテムになりそうです(^^)