山麓暮らし

ほぼ自転車

袖ヶ浦チャレンジ2021

1回大会からエントリーしており、去年もエントリーしていたがコロナ禍での開催延期により12月の2週目土曜日に移動。

「年末の出勤日に休める訳ねーじゃん!!!」ということでDNSしたので2年ぶりの参加。

もう自分が200km初代ウィナーなんて胸張って言えないメンバーがその後2回に並んでいる。それでも自分が勝ったレースの中では特別な存在。今回もエントリーさせてもらいました。

 

さて、レース前はというと3月は休日3日あったけどまともに自転車に乗ったのは2日だった。前職では一年の中で一番春というのは冬場の乗り込みのおかげで周りに比べて調子が良かったのだが現職は年度末が一番の繁忙期なのでこんなもん。2月中旬以来、一日に4時間以上を乗ったのは無かった。

その中でレース前週には前回記事の通りFlecheなんて走ってしまったものだからレース週はひたすら疲労回復とレース強度に向けて体に適度な刺激を与える事に努めてた。

いくら疲れてても一日50km以上の通勤は無くなることはないのでこれは付き合うしかない。

 

結果としてこの日に調子を合わせられたか?と聞かれるとそれはNoだった。

ブルベならまったく気にしないけど今回はレースだ。そんなにコンディショニングに対して甘くないだろう。

ただFlecheでの超ロングライドが体にとってカンフル剤になっていればいいなという所。

 

 

 

当日、現地には渋滞なしで7時くらいに着ければいいんじゃない?なんて考えていたのが甘かった。アクアラインに入る前に複数件の事故が発生していて湾岸線から離脱するのにかなり時間がかかってしまった。

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現地スタートに間に合わないかもしれない。でも前に会場への主要道路が混雑していてスタートディレイになった大会があったのを思い出して現地に電話してみる。

「遅れて到着してもスタートは出来るからね♡」と言われてディレイは無いなと。

しかしながら海ほたるへの登りから徐々に流れてスタート30分を切ったあたりで現地に到着。

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アクアラインでは雨粒が落ちてきたら天気予報的には昼から晴れて18℃辺りまで上がる予報。

これはスタートで寒いからと言って防寒をしっかりしてしまうと日が出てきたときに干乾びてしまうと思い。耐えられるだけの装備で出走することに。

上下半ジャージにアームカバーだけつけてゼッケンつけてピットに向かったらもう整列始まっとるやんけ。それでも比較的前の方で並べたので一安心。

聞くと100kmの部は2分後スタートだそうな、という事は集団が緩むタイミングは一回少なくなるという事かな。

 

今回のメンバーで注意するのはRXまこっちさん、キクさん。湾岸の雑賀さん。イナーメ北野さん、内房の古谷さん辺りか。

自分の実力的にまともに当たったら入賞争いがいい所。しかしながらスタートをみんなして震えて待っている気温なので走り続けられれば何人かは消えるだろうなと

 

レーススタート前にスタート待機してる知り合いにご挨拶まわり。

「生脚か!さすが飯能人!!」

と言われたけど昼の気温上昇を見越してるだけでクソ寒かったですw

「アームカバー、ベンチレーションあるし!」

いや、付けても試走の時くらいだろうと思っていたから穴開いてていいやと持ってきたやつですwww

 

レーススタートすると招待選手が先頭を回してくれる。その直後に陣取ったのでかなり楽に周回させてもらえた。

人の後ろから寒さで出たくないくらいw

 

レーススタート前に間に合わないかもと言ってた北野さんが無事にスタートしているのを確認。ご挨拶すると自分よりも後に着いたそうでバタバタだったみたい( ̄▽ ̄;)

 

10周は経っていない頃、右から内房レーシングのジャージが上がっていって古谷さんとすぐに分かった。それにインポッシブルクラスの中島さんがドッキング。ここまでならメイン集団待機だったが北野さんが反応して追いついていって差が広がり始める。

 

どうする?北野さん、古谷さんの二人だけなら見送りだったけどそこにもう一人、別クラスが付いていくと話は変わる。さらにいうと200kmの有力勢がまだ動く気がさらさらないのを感じていた。これは・・・あれに乗れば色んな可能性が広がる。

最終ターンで集団の先頭に出た時にスーッとペースを上げてみると誰もそれについてくる気配はない。そのまま前を目指してお三方にドッキング。

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サイコンに表示されているラップ数を見ると70周以上あるやんけ…ホビーレース逃げの常連な方が2人もいるのでそれに合わせて行こうと決め込む。逃げの走り方は非常に勉強になりました。

この先はかなり長い、けどいつもみたいに集団が追おうとしてこないから楽に差が広がってくれたのは非常に助かった。

 

程なくして先導のバイクが居なくなって自分たちで声をかけながら走ることに。

集団の追い越しではずっと声を上げ続けたので脚が痺れた…

「なんで先導のバイクついてくれないの?」「コントロールラインで言ってみますか?w」という話も出る。そういえば逃げてて先導が居ないのって初めてだな、、、それはそれで。

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いい写真を頂きました。

 

30周を超えたあたりで一際大きな集団に追いつく。100kmの部メイン集団だ。

一旦は追いついたそのままに前に出るけどやっぱり集団が後ろに付いてきたので下がる。もう残り10周を切っているので本格的な勝負が始まっていたし。

後ろに下がり集団内にいる100kmの知り合いと一通り言葉を交わせたのは励みになった。

 

最後のペースアップにも程々ついて行くと比較的大きな集団を追い抜いた。

100kmの部が掃けた所で逃げてたメンバーが集まる、が古谷さんが居ない。それだけでもびっくりしたが中島さんから「メイン集団ラップしませんでした?」と言われて「へっ?」の状態。

すると後ろから見覚えのある面々が追い付いてきた。本当にラップしてたんだ!!

逃げた3人で握手を交わしあう。しかし、そうなると自分はほぼ北野さんとの一騎打ちというわけか。。。

 

北野さんが「ここから100kmティータイムだ!!」と言ってるのを聞いて自分にとってはそうはならないだろうなとw

「俺らラップされたの?」と何人かから確認されつつ、古谷さんパンクと聞く。

誰かとの話の中で「ここでラップした逃げはラップし返されることがある」と聞いてそれは避けたいなと(^^;

 

先頭付近に160kmメンバーが固まりだすと後ろに下がってレース観戦。

正午を回って予報通り日が出始めると体感気温が一気に上がってくる。やはり防寒をアームカバーにしてよかったなと思いながらカバーを下す。

 

正直逃げで脚はかなり削られていた。

ターン5から下っていく所での加速で前を差が若干開いてしまうところがあったりする位。

160kmが掃けると残り周回数は15周あまり。とにかく200kmの有力メンバー、そして最低でもインポッシブルの有力勢をマークして遅れないように。

 

残りがまだ10周を切っていないあたりで北野さんがアタック。度々自分の姿を確認しているのは分かってたけどここで行くかという感じ。

これに200kmの有力勢が付いていった。残り5周切ったあたりだったら一緒に飛び出したけどちょくちょく脚が攣りかけている所で残り距離が自分にとって長すぎた。

 

これで気が抜けてしまったのもあったけどインポッシブルメイン集団のペースですら残り周回数を励みにしてないとかなりキツかった。

最後まで勝負が出来なかったのは正直、悔しい・・・でも今望みうる最高の結果は得られたと思う。


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4:53:20 201km 1574mUP

NP224W Ave184W 81/202rpm 

補給:XTend750ml、粉飴300kcal、パラチノース100kcal、アミノバイタル赤ジェル一本

 

補給は正直足りてないと思う。走り終わって気が緩んだら腹鳴ったしw

最近はロングライドもブルベ的で走りながら食べるのをしてなかったのがモロに出た感じ。エンデューロレースやるなら走りながら食べるのをもう少し習慣づけないと

 

 

 

会場では普段はそんなに会えない方々ともご挨拶出来て楽しかった。

やっぱり一堂に集まってやるイベントってこういうのがいい所。

 

コロナ禍で実業団レースでもないそれなりの人が集まれるホビーレースを開催してくれるのは本当に感謝です。

最後にこの場ではありますがお礼申し上げます。