1時半に自然覚醒。
携帯に家族から早めに帰って来れるなら~的なメッセージが入っていた。
そうなるとあと一日で終わらせて朝一から帰り路についた方がいいのか。。。
まだ起きるのには早いだろうと思ったけどあまりに寝起きがすっきり過ぎて寝直すまでに時間がかかる。
2時半くらいにまた寝れたかな?でも3時半過ぎには起床。これ以上粘ってもしょうがないか。
朝もカップ麺とゆで卵。水分は昨晩から1.5リットル位飲んだので大分尿の色も回復。
本当は2リットル以上は飲んでおきたい所だけど、時間がそこまでないと食べ物が入らなくなるからね・・・
胃腸の調子は回復している。
未明のマックの油が胃腸にダメージを与え、その後動きつつ比較的短時間で食事をしていたので段々弱っていたっぽい
4時過ぎには自転車を外に出してチェックアウトを済ませて4時15分位にリスタートを切る。
足は出だしからもう疲れが溜まってる、けど600kmブルべの折り返し位には回復してる。ケツは・・・ホテルからルートに戻るまでのガタガタ道がかなり堪える位にはダメージがあったな。。。
気仙沼から内陸方向に登り始めると程なくして朝日が周りの山々に差し始めた。
道路横の気温計が0℃を指している。10℃対応の手袋で指先が冷たくなるわけだ。
それ以外の防寒は日が上がってからは暖かさしか感じない位に足りてた。
まずはこの日最初の通過チェックである中尊寺を目指す。
山を一つ越えたら後は川沿いの緩やかなコース。
朝の静かな街並みに入ると程なくして最初の目的地。
通過チェック12中尊寺(691km、6:34)
今だったら観光客も居ないな~、と思ったけど寄り道はしないでウィンブレを脱いで先へと。
ここまで内陸に入ってきたのか~、と少し感じるものがあった。
程なくすると通過チェック13(710km、時間不明)
冬装備のタイツを脱いで少し身軽に。すでに日差しは暖かい。
まだお腹も空いていないのでおにぎり一つと500mlドリンクだけで出発。
ここからは毛虫が這う農道や欄干の無い橋などを抜けて行く。
そして街中を抜けるとまた少しアップダウンが連続して工業地帯から下り切った所が通過チェック。
通過チェック14(752km、9:18)
試しに買ってみたプリンだったけどちょっと求めていたのと違ったかな?
ガソスタ併設で車が常に出入りしていて全然落ち着かなかったし、次まで短いしで早めに出る。
日差しが段々と強くなってくるけど風があったのでそこまで暑いという程では無かった。
この日初めての追い風で少しペースが上げられた。
さすがに鳴子温泉が近くなるころには汗を感じるように。
次のPCで上のインナーを脱いでこれからの登りに備えて半袖になる。
PC4(771km、10:12)
何となくいちごミルクを飲みたかったので買ったけど少し失敗した感が・・・
まぁ胃腸の調子は戻ってきているのでいいのですが。
鳴子温泉からは本格的な登りになると同時に歩道に逃げて登るように。
しばらく登ると分水嶺を超えたので下り基調になるかな?
と思ったけど下りは多くなれど登りも相変わらずあって気休め程度だった。
そして登りも下りも進行方向からの風がずっと、鳴子温泉手前の国道以外で朝から吹いている・・・
これはもう今更イラついてもしょうがないので坦々と。
峠道はまだ脇に雪が残っていたので東北の山中は春になったばかりな感じがする。
次のPCに近付くにつれてだんだんと平坦になってくるけど風も強くてなかなかスピードは上がらない。
景色は最高なんですがねw
今までと比較すれば平坦な区間をしばらく行ったら次のPCに到着。
PC5(812km、12:21)
ちょうど昼時だったのでまともに食事。
店員さんから「来店第一号ですよ!」と言われる。
前に1、2人位はいると思っていたので少しびっくり。
1000kmになると3日目は走れる人ならそこまで飛ばす必要も無いですからねぇ・・・
食べ終わったらストレッチして出発。
この日は止まるたびにストレッチが欠かせなかった。
膝は動いていれば足が解れるらしくそれなりになったけど腰は臀部の筋肉がどうしても乗っているだけだと固まってくるので伸ばさないと腰に来てたし。
出発してR13に出ると待望の追い風。
そういえばここも去年のFlecheで走ったなw
国道は少しだけで後は一本ずれた県道を快適に天童まで南下していく。
山寺まで少し登るような情報をルートラボで見た覚えがあったけど、手前で少し登るだけで大したことは無かった。
駐車場渋滞を抜けて次の通過チェック。
通過チェック15立石寺(850km、14:03)
あおばのジャージを着た方がいらっしゃったので声を掛けてみたらDNFされた参加者の方でした。電車でこちらの方にワープされたそうな。
この日は地元のサイクリストにも会わず、寂しさを感じていた所であったのでついつい長めにお話してしまったw
やっぱり、結構日和山や石巻辺りでDNFを決めた方がそれなりにいた様子で。
ここからは完全に向かい風に・・・向かう前にボトルが2本目も空になりかけていたので補充してから。
天童まで来た道を少し戻って国道を挟んだ農道に近い県道を酒田方面へと。
・・・このブルべ内で一番風で進めなかった。。。
「ふざけろよこのクソ!」と周りに人が居ないのをいいことに怒りを風にぶつけるけど状況は変わらない(当たり前)
それでも酒田への峠に入る所辺りは風が緩んだ。
登ってみると景色は良かったですね。
こういう風に見えるという事は勾配はそれなりにあるという事。
34-32のインナーローが本当に助かった。。。
峠道を超えると最上川沿いに。
五月雨の~、で有名なあの川です。ただし、ここからも風が本領発揮。
トラックも多く、単純に交通量が多い上に流れが速い。
そして路肩はガタガタorあまりないので逃げ道がない中、風で全然進まない。
いや~・・・今までのブルべ内では一番ひどいシチュエーションだったw
それでも県道に乗り換えると一気に風が無くなった。
ペースを上げてラストのPCまでの平坦路を夕日を見ながら駆け抜ける。
ラストPC前の取ってあった宿にとりあえずチェックインだけ済ませてからラストPCへ。
PC6、961km、19:03。
ここからゴールまでは信号の少ないルート。
なので出てしまえば1時間半位でゴールできるはず。
カップ麺で体を温め、上のインナーを着てからリスタート。
酒田に戻ってくる終電は22時前。それには間に合わせないと自走でまた酒田まで戻ってくるハメになる。。。
とりあえず急げるところで急いでいく。
R7は比較的走りやすかった。
途中で海岸線の県道を通されたけど、景色良いんだろうなぁと思いながら真っ暗な海を見てたw
もう一回R7に戻ってにかほ市に入ったらもう象潟。
左折して最後の通過チェックへ。
通過チェック16象潟海岸(999km、20:46)
ここから丘を登った位のイメージの所がゴールのコンビニ。
レシートが20:52だから56時間22分での認定になるはず。
これで初めて1000kmブルべを完走出来ました。
レシートがすべて揃っているのを確認。
ブルべカードに完走サインと時間を書いてスタッフが翌日泊まる施設の方へとお預け。
自分のブルべはこれにて終了です。
さ、象潟駅に移動すると終電まで20分ほど。
ゆっくりと輪行袋に自転車を入れて酒田へと。
酒田に戻ったのがもう22時を過ぎていて居酒屋しかない。
何か晩飯がてら食べたかったのでホテル近くのラーメン屋さんへと。
ホテルに戻ったらコインランドリー回して大浴場でゆっくり浸かる。
諸々片づけをしてたら日付が変わっていつの間にやら意識が飛んでた。。。