3日目。
寝たのが21時を回っていたのを加味して2時15分に目覚ましをかけていた。
体を温めて出たいのでカップ麺を作っていく。
ボトルの麦茶は宿泊を挟むので全部入れ替えた。
夜と朝に食べられなかったパン3つと納豆巻は行動食として持ち歩く。
服装は昼間は日差しが暑そうだし、恐らく酒田の宿に着くのは遅くても21時ごろになるだろう、という見込みから上は夏ジャージで他は前日までと同じ装備でスタートすることに。
サドルバッグの中にある着替えなどは雨養生ですべてビニール袋に入れたまま。
レインパンツ、前日脱いだ時に穴が開いているのを発見して捨てようか迷ったが、まだ防寒として使えるだろうと念のため突っ込んだままにした。
また手の痛みに関して、普段全然起こらないのになんでかなと思ったらハンドルの前が下がり気味になってたのでちょい修正。
リスタートは3:10位かな?
まずは50km先の岩出山を目指してスタートする。
なんかルートが前回と違う?こんな住宅地やら高速沿いやら。こんな所通ったっけ?という所ばかり。
前回は明るいうちに通ったから印象が違ったのかもしれないけど。
出発してから1時間もせず周囲が明るくなってきて段々と記憶にあるルートであることが分かってくる。
あ、前回毛虫が這っていた農道は今回も毛虫を避けて走ったw
見覚えのある風景が続き、見覚えのあるセブンが見えたら今回はそこが通過チェックではなく市街地方面へ。
通過チェック12 658km 5:28
そこにいた方に「お早いですね」と言われた。
そういえばまだ5時台かw
市街地を抜けて国道に出ると行く手に虹が出てテンションが上がったけど良くはない。
雲行きが怪しいと思ってたけど虹が出るという事はこの先は・・・
そんなことを考えてたら雨が降り出した。
とりあえず雨宿り。
一旦休みたかったでちょうど良かったのもあった。
納豆巻をパクついてちょっとマイクロスリープ。
外を見ると路面はヘビーウェットに。
「雨予報なんてなかったじゃん!」
そんな事をつぶやきながら体制を変えることに。
夏ジャージに変えた上をレインジャージに変更。
またレインパンツを履いて完全に雨装備に切り替え。
雨雲レーダーを見ると降っていないことになってるけど明らかに進む先も本降り。
突っ込むしかないなと覚悟を決めてリスタート。
結構な水が溜まっている道路をひた走って鳴子温泉を抜ける。
雨の降りは一旦は弱まったけど分水領に向けてまた本降りの雨に。
赤倉温泉まで下ったらまた次のチェックポイントまで登り返す。
通過チェック13 700km 8:14
(なたぎりとうげ)という読みはここにきて初めて知ったw
写真の対象に「手前にある青色の行き先表示」とあったけど現地にそれはなく。
「ん??」と思っていたが直前試走の結果がメールで来てて見たらトンネル全景と変えられてた。
小5分くらい入口色々と彷徨ったw
ここから降って行って田んぼが広がる辺りまで降りたらは路面はドライになってきた。
雨がパラつくけど雨具は乾いた時に脱いでしまう。
なんか微妙な空模様。
レインパンツは持っておくことにする。
天童へと南下をしていくと次第に空模様が回復してきた。
追い風もあってアームカバーを下げるかどうか迷うくらい。
そしてまた前日の朝に感じてた重さを自転車から感じるようになる。
これ、本降りの雨で油が落ちたなw
とりあえず次の通過チェックを撮ってから昼飯でやればいいか。
この辺りのルートは前回と変わらず。人の数が以前ほどでは無かったのは時間が早かったからかな?
通過チェック14 755km 10:46
ブルベ装備では居づらいのでさっさと折り返すw
天童の街中を抜ける頃に前回もお昼を食べたコンビニを見つけたので滑り込む。
食事とチェーン注油。
進んできた方向に自転車を置いたら風で手袋等が飛びそうになったので移動した。
このチェーンオイル入れ、1本で大体1回半なので今回のように2本持ってきたら3回分になる。
リスタート。
北上は一本裏手から行くので走りやすい、が前回と同様に左前からの風が強い。
この通りにラウンドアバウトがあったけど3年前ってあったっけな?
最上川沿いを進むようになるとアップダウンが続く。
そして覚えにあったちょっとした小峠を超える。
ここからの景色は結構好き。
また桜はちょっと高台に行くとちょうど見頃だった。
そうか、札幌はGW明けに見頃だったんだから不思議ではないかw
2つ目の峠を下った辺りが次の通過チェック
通過チェック15 819km 14:05
通過チェック、PCの一覧を見て「次の通過チェックまで16.4kmかぁ」なんて思っていました。
これがいかに頭が働いていなかったんだなというのが下を見て分かるでしょうか?
ここから裏道的な方向へと出て新庄へ。
前回は国道沿い、路肩が少なく雪国特有のガタガタな道を行かなくて済むと考えただけでも気持ちが軽くなる。
じきに幹線道路へと出て新庄の街を抜けていく。
4年前のFlecheでスタートした街だけど当時は全然街並みを見ていなかったので「こんな所だったのか」と思いつつ、吹き続ける向かい風に抗って進んでいくともうすぐ16kmほど進んだという事に。
ここで異変に気づく。先ほど確認した次の通過チェックは出羽三山神社
ぼんやりと「あれ?出羽三山って月山のことだよな?」と。
そんなのがこの辺りにあるのか?と。
立ち止まってキューシートを再び見る。
さっき通過したのは乗船の地だよな・・・あっ、やらかした!!!
さっき確認したの、上陸の地の下を見てた!
そう、次はPC3のはずなのだ。
まだ救いなのは通り過ぎてから8km程しか走ってないこと。
前日に続きまた通過チェックを通り過ぎた。
向かい風だったということは戻ると追い風。
素晴らしいスピードでPC3まで走り抜けたw
PC3 829km 15:22
別に大して食べなくてもとは思ったけどこの後の通過チェックまでコンビニがなさそうなのでサンドにした。
これで40分程度ロスしたのがちょっとガッカリ。
前日も余分に17km程走ってるから多分、合計で33kmで1時間半位ロスしてる。
あーあ。。。
悔やんでもしょうがないので先へと進む。
自分にとって暗い時間のロスはまだしも、明るい時間のロスは本当に大きい。
さて、さっき来た道を戻ると幾分、風が弱まったようだ。
ちょっと期待して行くと風向きが真西の方からになったらしく、山の影を走る形になるので常に風を受けるようなことは無くなった。
これはチャンスとばかりにペースを上げる。
勢い任せに桜咲く丘陵地帯の登りを駆け上がりペースに乗る。
酒田市に入る手前のまともな登りに入るまではグロスでも30km/hを超えてたくらい快調に駆け抜けた。
下りに入ると壁になってた山が無くなり、谷間を上がってくる風を真正面から浴びることになるが下りだからまだ許せるw
常に強いわけでもないので合間合間の弱まる所で頑張りつつ、下り切った辺りが次の通過チェック
通過チェック16 887km 17:52
もう夕焼け空の中、もうホテルまでは100kmを切っている。
この日のうちにゴールするにはホテルに19:00には着いていたかったのでこの地点でそれは諦めた。
お手洗いだけ済ませて手短にリスタート。
少し走って最上川沿いに出ると前回通ったのと逆方向に走ってることに気づく。
ちょうど夕日が沈む頃。
前回も同じような景色を見てた気がするが、今回はまだ南へと通過チェックが2つあるんだなぁ
前回は進行方向と逆だったので全然見なかった月山。
今回はその姿を存分に楽しみました。
逆に今回は鳥海山を全然見なかったなw
数時間ぶりのR47を渡るとそこが通過チェック
通過チェック17 912km 18:55
真っ暗になる前には辿り着けた。
ここから出羽三山神社へはそんなに離れていないはず。
ちょっと国道を辿って真っ暗な県道を南下する。
街頭もまばらでかなり暗い。
じきに登りが始まり、意外と登るらしいのでマイペースでタラタラと進む。
ただ星空が綺麗だなとぼんやりと思いながら…
斜度が緩むと宿坊が立ち並ぶ街並みへ。
非常にいい雰囲気だったけど携帯のカメラでは撮る気にならなかったので写真なし。
通過チェック18 928km 20:03
距離の割に時間がかかった。
やっぱり自分は夜行動するには向かないわw
出羽三山神社自体はここから山の中にあるらしい。
関東で言うと三峯神社みたいな感じかな?
ここから一気に降って街頭もないような道をTTばりに飛ばして行く。
周囲も暗いので後ろからくる車はわかりやすい。
道が前回通されたあたりになるとホッとした。
自分が泊まるホテルが視界にデカデカと見えてくるのもあるw
ゴールまで40km地点、前回も泊まったホテル。
21:50に部屋に入ったらしい。
翌朝着る物を一纏めにして後は朝片付ければいいやで放ってシャワってちょっと晩飯的な弁当プラスα食べたら22:30過ぎには寝た記憶。
前回だったらもうゴールしてる時間なんだけどなぁ…ラスト200〜50kmで時間がわりかしかかるコースだったということか。
2日目を30km程手前で終わってたのもあると思う。
とりあえず翌朝、起きれた時間で考えようとさっさと寝ることに専念した。
Time 15:30:38
Dist 368km 2840mUP
Ave 23.7km/h
Heart 112/151bpm
パワーデータはPC3で途切れてたので割愛