今年もこの季節がやってきました。
そして自分がリーダーをやるのは4年目。
今年のルートは実は申し込み時に自分の方で新ルートの作りこみが終わってなく、前回のルートで終盤の不評だった部分を変更。
これで400kmを超えた時にメンバー全員の帰り方向的に都合がよい飯能駅まで帰ってくるルートに。
一旦都内に出るのは皆にとってロスなので今年もナイスプレイスには行かずに郵送でゴール手続きに。
出走前、天気予報は雨模様。しかもスタートから夜まで。
「これはあかん、、、」と思っていたら日程が近づくにつれて土曜の午前中だけに。
これはかなりの朗報だった。
そんな情報を見つつ今回の装備品はこんな感じ。
・dhbレイン半ジャージ上下
・dhbレイン用アーム・レッグカバー
・トゥカバー
・通勤用レインパンツ
・テムレス、春秋グローブ
・カペルミュールレインジャケット
SR600FJの荷物でレインジャージとパンツを追加した形。
0度付近が限度な服装。夜の碓井を日付跨がなければ大丈夫でしょ。
今回も前日のお仕事が終わってからの移動。
雨に向けて普段、夜間走行であまり使わないR1を持ってきたのでヘルメットライトが無いことに気づいたのと、ブレーキシューがすり減っているのに替えを持ってきていなかったので調達。
その二つはあったのだが、新幹線輪行で必要なクリートカバーも無いことに気づく。
立ち寄ったお店にシマノ対応のが無かったのでこれはしょうがない。
新潟着は21:40、輪行解除してホテル着は22時過ぎだったかな。
クリートカバーを忘れたけど雨でも滑らずにたどり着けたw
ホテルに着いてから来る途中で調達したブレーキシューに交換。
ブレーキをあまり使わない新潟区間だけ雨だけどそれなりにすり減っていたのでここで変えられたのは精神的に楽になった。
そして雨対策でいつもレースで使っているバイザー付きのR1にしてヘルメットライトを忘れていたのでこれも道中で調達したのを装着。
翌朝はのんびりとホテルの朝食バイキングを。
blueさんと少々話しつつ部屋にいったん戻って準備したら皆さんと合流。
メンバーは今年はろーたすマスターが抜けた代わりにWKさんが入る予定でしたが主事情により参加できず。
ボク、みもりん、blueさんに去年DNSとなった晶さんの4人。
6時ごろにバタバタと降っていた雨は弱まってスタート時刻の8時に。
スタートのレシートを取得して今年も24時間よろしくお願いします、とスタート。
風は北風。南下するうちのチームにとっては基本追い風だが横風になることもしばしば。
また地形が入り組んでいるので一瞬ながら強い向かい風にもなる。
そんなもんだから日本海もかなり荒れていたな。
道の脇にある表示板は8℃を指している。
レインジャージ上下にレインパンツ、アームカバーで少し暑さを感じる位。
写真チェックに到着する頃には雨はほぼ上がった。
PC1 33km 9:15
晶さんが「雨量が少ないので暑い、もっと降って」なんて言い出す。
静岡ブルベ、この方が走ると雨降ったりしてませんか??
寺泊を抜けて気持ち良くスピードも乗る道をひたすら南下。
途中でお小水タイムを挟むのみで先へ先へと。
原発を通過してからお昼処を探すが、なかなかピンと来るところがない。
結局PC2手前のすき家で昼食を取る。
ちなみにPC2まで行けばもっといろんな食事処があったので失敗した感があったw
ここでレインパンツは脱ぎ捨て、レッグカバーにスイッチ。
道中も青空が覗くことはあったが、ここで完全に空が晴れになる。
始めの5時間でこれだけ貯金ができれば少々トラブルが起こるくらいは大丈夫でしょ。
PC2 122km 13:20
PC2までちょっとの所だったがblueさんがパンクをしたのでPC2で修復。
ここからちょっと市街地を通ってR18に乗ったら妙高高原へのだらだら登り。
この辺りはちょうど桜が見頃で今年も良い時期に通れた気がする。
登りの途中でいったん休憩を挟みつつ「どこまで登り続くんだっけ?」「もうあそこで終わりじゃね?」を何回繰り返したかなw
自転車あるあるで早く終わって欲しいと記憶をいいように改ざんするから…
ここで登りきる手前で各自服装を整えて下りへ。
途中で県道に右折して善光寺方面へとまっすぐ登った先で長野市街を見下ろせるのが個人的萌えポイント。
今年は桜も咲いててちょっと良かった。
長野駅を通過した時にまだ日が落ちておらず、去年よりも進捗が速いことが伺える。
長野市街を抜けて須坂に入るころに日が山の向こうへと落ち、18時ごろだったのでコンビニ飯よりは、とラーメン屋で晩御飯を。
ここでちょうど200kmだったらしい。
夜はペースが落ちるからこれ位で来られると心の余裕が大きい。
リスタートして10kmちょっと行けばPC3
ここは最低限の休憩で浅間サンラインへと入っていく。
PC3 213km 19:07
日が落ちると体感がぐっと冷えてきた。
アップダウンを繰り返しながら進むと所々で上田の夜景が右側に広がる。
なかなかいい景色を見ながら進むと他のFlecheチームを追い越す。
関東だけで2つ開催されているので同じ参加者かは分からなかった。
たらたらとPC4 236km 20:16
みもりんの寒さが限界という事でサンラインを抜けたところのコンビニでストップ。
コンビニでは「レースですか?」と聞かれて「公道でそんな事やりませんよ」と。
本人の勘違いでも「公道」「レース」という二つの言葉が結びつくとそうではなかったとしても公で面倒なことになるのは車、バイク乗りなら分かるよね??
軽井沢手前の峠道ではサイコンの温度が-2℃を指してた。
確かに寒いが市街地に降りると幾分弱まった。
対向車線を来たFlecheチームと手を振りあいながら碓氷峠に到着。
ここからは街灯なし区間。
下っている途中で狐が居たけど飛び出されなくて良かった。
手前の駐車場を目印に通り過ぎないように注意してめがね橋。
PC5 272km 22:23
峠の冷え込み自体は去年より緩い?そのまま次のPCまで行ってしまう事に。
下り始めたら狐に逃げられた。今年はうちの辺りもだけど狐多いな。。。
富岡の手前でPC。
PC6 291km 23:04
今回、時間的余裕もあるので富岡製糸場の門前に寄り道してみた。
ここに来たことがあるのが自分だけでちょっと驚き。
中は機会があれば見た方がいいよ!とメンバーには宣伝したw
ここを過ぎると本格的に丘陵地帯のアップダウンが続いていく。
と、写真はないけどその入り口にPC7 313km。
ここで大分眠気が来るが、秩父まで行けば一旦寝られるので頑張れる。
埼玉に入り秩父橋を超えるとネットカフェに滑り込む。大体2:20着。
Flecheで定められてる休憩時間である2時間いっぱいに使って仮眠。
すんなりとよく寝られた。
4:20にリスタート。すぐの横瀬ローソンがPC。
PC8 347km 4:30頃
ここは最小限のストップで2時間チェックの寄居を目指す。
基本は下り基調だが5分くらいの登りが2か所。
メンバーの疲労もあるのでゆるゆると、下りあそこそこで進む。
そして横瀬〜寄居ルートの難易度を下げるために設けた写真チェック
PC9 362km 5:09
ここを入れないと釜伏峠を通されてしまうのでしょうがない。
もう一登りして一旦国道に出て寄居の駅前に向かうと22時間チェック。
ここで朝ご飯を済ませる。
PC10 373km 6:00
・・・Fleche中にアニメ見始める人がいたw
全員がご飯を食べ終わったら残りは2時間に。
レシートを取得して最後の区間へ。
とはいえ、もう大きな登りは無いし飯能へと南下するK30も旧道を使うので陸橋も無し。イージーモードで走れるルートでゴールを目指す。
距離がちょっと長めでスタート時間が少し遅かったので車がどうかなと思っていたが、
この日のこの辺り、天気がいまいちだったおかげか交通量も少なくて良かった。
22時間チェックから38.2km。
無事に8:00ちょうどのレシートを取得して終了です。
GOAL 410.8km 8:00
これで今年もFlecheを最後まで走りきることが出来た。
去年は予定距離まで達することが出来なかったのでその点でも非常に喜ばし結果。
レシート取得後は外でやってレシートを飛ばしたりしたくないので珈琲ショップにて最後の記入とチェック。
全員分を預かって記念撮影して今年も無事に終了です。
帰りはもう帰り方向もみんなバラバラなのでこのまま解散。
郵送ゴール受付だとこれが出来るのは結構大きなメリットだと去年も思った。
で、皆さん帰った後に色々とあったw
まずはblueさんがネカフェの料金を精算忘れて出てきたので振り込み対応。
そして晶さんは駅にリュックを置き忘れて帰宅したので自分が回収。
当の自分は前述の忘れ物を色々と。
みもりんは反射ベストを忘れて知り合いからレンタル。
メンバー全員が何かしら忘れ物をしているのはじわじわ来るものがあるw
まぁ無事に完走認定はされたので結果良ければすべて良しですかね。
今回のブルベでは初めてGarmin 530jをブルベに投入したが、バックライト最弱の画面表示させっぱなしで7:30頃に電源を入れてからさらに10時半頃に家に帰るまでで15%程の残量だった。
これなら400kmブルベの制限時間いっぱいまで電池が持つことに。
ブルベを始めて以来、サイコンの電池は最大13時間くらいしか持たなかったので個人的に大きな革新が起きたw
ただ、PC7から先のパワーデータが記録されてない。朝方走ってる時に値が出てないのに気づいてペアリングし直して「接続しました」と出ても数値は出てこなかった。
この原因が今のところ不明…設定なのか、パワメとの相性なのか。
さて、来年のFlecheはどうしましょうかね?
まずは自分がリーダーをするかどうかから検討が始まりますが。
今年は一番の目的、一緒に出走したメンバー全員で認定を取るというのを達成したのでもう少し違う方向性でやろうか。
もう終わってからちょいちょい人に声をかけたりしてますが、今年の前半で方向性が見出せればいいかな、と思いながら思案を巡らせたいと思う。