山麓暮らし

ほぼ自転車

富士ヴェロフェスタ2014(その2)

その1からの続きです。



ラフさんがピットに入ってきて計測バンドを付け替えて貰う。
「あまり差が広がらなかった!」と言われた通り、走り始める前に目の前を先頭集団が通過。

「ちっ!!」と舌打ちしつつ後輪を少々浮かせて空転させながら加速してピットアウト。
ピットロードエンドで集団の前にいるバイクが一コーナーにアプローチしている所でした。

一コーナーから100Rまでの下りはドラフティングがないと結構ロスが大きい。
遅い人でも後ろに少しずつつかせてもらって差を詰めていき、300R辺りで集団復帰!

しかしながら先頭集団も7人くらい。
付いているとすぐに先頭交代の時間がやってきます。

6時間ソロの先頭も集団内にいるのでその人たちに頑張ってもらうのは申し訳ない・・・
出来る限りで曳きつつ、同じ色のゼッケンをマークします。



登りで向こうがポンと前に出たので自分も反応。
二人で直線に入りますが、さすがに集団の方もそこまで遅くないので吸収。

何だか、休んだのに足が回りにくいのは気のせいか・・・
一回目の時よりも遅いペースに落ちていましたが、若干きつい。

残り30分になるとピットクローズドになるのでそれまで走って、
出来るだけ青鬼さんが走る時間を短めにしたいと思いながら走っていきます。

サイコンの時計と睨めっこしながら残り周回数を考えていきます。
そんな事をやっているとまた争っているチームの人が飛び出す。

ただし、自分が行かない限り他は誰もついていかない。
何度も後ろを振り返りながら戻ってきます。
後から考えると、相手は交代無しだったから二人で逃げて行って足を使わせた方が良かったかもと思いつつ・・・



14:15分にコントロールラインを通過。
一周が7分半位でピットクローズまで残り19分。

次の周にピットインのサインを出します。
そして最後の周はプリウスコーナーから仕掛けて行って、パナソニックを立ち上がるとピットに向けて個人TT

何とか差をつけてピットに滑り込みます。
ここで最終アンカーの青鬼さんへ。

「お願いします!!」しか言えなかった。
自分の仕事は果たせたと思う・・・



最後は他のチームメンバーと祈るように最後の瞬間を待ちます。
青鬼さんは無事に先頭集団に戻れていました。

WEC6時間のピットクルーはこんな感じでゴールを待つのかなとふと考えてしまう。。
刻一刻とゴールの瞬間が近づいてきます。

そして6時間が終了!
しばらくして先頭が戻ってきますが、手を挙げながらトップで入ってきたのは相手チーム・・・
遅れて青鬼さんが入ってきます。



結果は2位!

十分すぎる結果でしたが、青鬼さんいわく最後の登りで差を付けられ、
直線に入って相手がスプリントに入った時には置いてかれたそうです。

もう相手が一枚上手だったという事ですね。
でも自転車で初めて表彰台に立てました!






これはチームでなので他のお二人の力があってこその表彰です。
そして何より、大勢の人たちに応援されながら走るってすごい元気を貰える!!

チームバーニアの皆さんに感謝しなくてはいけないなと思います。
本当にありがたい限りでした。

来年は(も?)優勝を目指していきたいという話がありましたし、自分ももっとレベルアップしていきたいなと思いました。
大会って普段、練習では上げられない所まで精神状態も体も上げられるので課題が山のように出てきます。

それを一つずつ克服しながらまた前進していきたいと思いました。




皆さんと別れて帰りの高速。
運転を始めたら眠くなってきたので中井PAで仮眠・・・のつもりが4時間睡眠(^^;

おかげで渋滞の解消された東名を帰ってくることが出来ました。。

さ、次は富士HCだ!
それに向けて富士ヴェロの前日に試走してきたので、次の時にでも書いていきます。