山麓暮らし

ほぼ自転車

富士チャレンジ2015

初めてエントリーした一昨年は台風のため中止。
去年は仕事の関係でエントリーできず。

今年はやっと参戦することが出来ました。
富士チャレンジ100kmです。

200kmはツールド沖縄の前哨戦とされますが、100kmの部はどうなんだろう?
そんな事を思いつつ会場へ。



前日に修善寺CSCでチームの合同練習があったので御殿場のホテルから出発。
朝の6時半位にサーキット入り。


いつも車のレースだったら関係者用の駐車場となっている所に駐車して頃合い見てピットへ。

そして受け付け後、コースオープンと共に試走へ。

ここを走ったのは去年の5月。
自転車での感覚を思い出しながら、特に色んな勝負所になる最終セクションを確認。

何だか他のエンデューロよりも皆さんピリピリしてる・・・
こんな雰囲気の大会で先頭集団に居たくないという気になりながら時間が来たのでぼちぼちスタート地点へ。



ローリングラップを一周行ってからレーススタート。
この一周も計測されているのでここから自分たち100kmの部は実質21周の勝負。

っていうか、4・7時間エンデューロも100・200kmエンデューロも一斉スタートなのね。。
始めの5周は招待選手のふるい落としに耐える練習。
登りもペースが緩まずグイグイ行きます。

そして6周目以降は自分たちでレースを作っていく感じ。
でも始めの1時間くらいはペースは大きく落ちなかったですね。

初めの5周だけサポートライダーが引いて後は参加者おまかせ。
ほっといても先頭集団は100kmなら2時間半、200kmなら5時間位でゴールしますからね(^^;

200kmの部の方々が積極的に前に出ていく場面も。
って、この人たち自分たちよりも2倍の距離レースするんだよね(゜д゜;)
集団が不安定だから前でローテーに入った方が安全な感じっていうのもあったかな。

最終セクションはインナーに落としている暇がない。
ストレートの始めは中切れ起こりそうなら繋げるような感じ。
水分補給をちょこちょこする以外に補給ができないまま一時間経過。

走っていると先月のレースで一緒に走ったまこっちさんが声をかけてくれました。
「今日は狙っているんですよね?」と聞くと「高岡さんや小畑さんがいますから~」と。
個人的にはJPTで走れる人たち。小畑さんなんてまさにJPT資格を持っている人だしな(-_-;

付いていくので精一杯ですというと「100kmの部はこのまま推移していくと思いますよ」との事。
毎年出られてる人の言葉なので間違いは無いでしょう。

とりあえずまこっちさんも「今日は仮想ツールド沖縄です」と断言してた。
富士のコースレイアウトと沖縄210kmのコースって近いものがあるのかな?



ハーフウェイを消化した辺りでホームストレートで大きな落車があったらしくニュートラルに。
集団内で状況をつかみかねている人たちとの間でちょっと思い違いはあったけど。

小畑さんとサポートライダーで意見交換を隣で交わしているのを聞きつつ、ニュートラルというのを確認。
この周は比較的まったりと周回してコースクリアになったストレートからレース再開。

200kmのトップを争える方々が時々集団コントロールに出ながらレースは進行。
サポートライダーよりもコントロールを直接行っていたんじゃないかな。。。
それでいて残り100kmになったら自分たちのレースをするんだからあの人たちは分からん・・・



自分の覚えでは14周目。
13コーナーの立ち上がりでコースの左端にいたら内側の人が突然膨らんできたので芝生に避けたら
コースとの段差でタイヤを取られて落車(x_x;)

単独で済んだのは幸い。
一瞬呆然となりましたが、ボトルを拾って機材を確認。
走れるのでスタートしようと前を向いたら200km5時間半完走ペースの集団に抜かれてた。。

これは痛手だけど、先頭集団はまだ見えてる。
自転車に飛び乗って一人TT開始。

一人だと下りはきついけど体重で無理やり踏んで自分なりに極限まで体勢を小さくしていく。
その勢いをなるべく使って登りをこなせるように。

15周目の登りで思いのほか差が縮まらずに焦る。
でも16周目に入ったストレートで先頭集団の後ろに追いつき、更に一コーナーまでに少し前の方へ。

先頭集団の後ろにはつけるけどそこから前に出ていくのはまた難しい。
さっきまであそこにいたのかと若干信じられない気がする位に。
追走で使った足を何とか回復するように回しながら少しづつ前へ。

集団に戻ると余裕が出来てくるので転んだ時の擦過傷が痛い。
あと30分ちょっとと自分に言い聞かせるも血が出てるのは若干気になる。。。

この頃になると何周しているのか頭がこんがらがってくる。
でも残り4周からフラッグタワーでボードが出た(^^;
先頭集団にいるとこの辺は分かりやすいので助かります。

前に前に出ていきつつ残り3周あたりから100kmの部の方々が先頭に固まってくる。
ここで前の方にいないと危ないという気はしつつ残り2周へ。

逃げていた人たちは全員吸収されたみたい。
という事はこの集団がそのままトップ争いだという事。

集団は非常に不安定。
ストレートの度に一列棒状になる位がある意味一番安全だけどペースアップもする人がいない。

自分は?この時に追走したのでやっと集団に楽に付いていけるようになった位。
最後まで貯めたとしても入賞争いもする権利は無かったと今になると思う。



登りで前に位置して最終周に入らないとと思うも前が塞がる&ペースアップで思ったよりも上げられず。
ストレートに入ったところでお見合い状態になって集団の密度が高くなって左の芝生以外に逃げ場が無くなった・・・

と、ここでパニックブレーキらしい音が前方でして前にいた愛三の選手が左に避けた。
そこまでは見えてたけど、その後自分がどうなったかは分からず。

自分も左に避けたのか、何も反応できず前に突っ込んでしまったのか。隣からタックルされたのか。
気がついたらコース脇の芝生しか視界に無かった。

誰も自分の上に飛んでこないでくれよとそれしか考えられなかった。
幸いだったのは自転車や他の人が飛んでこなかったし、芝生の上だったから痛くも無かった。



集団落車。
「誰だ!今の!」「ふざけんなよ!」と色んな怒号と周りで機材確認する音などで騒然とする。

落車が一通り収まった所で機材を確認。
前輪のスポークの間にサポートライダーのハンドルが絡みついてる。
それを何とか取って片効きになったブレーキアーチを位置調整。

あと一周だし行っちゃおうとコースに向けて自転車を押そうとしたら勝手に制動がかかる。
「アーチ直したぞ?」と思いながらよく見ると前輪がスポークが曲がってリムが振れてしまってる。
そのため、アーチを開放してもブレーキがかかる状態。

もう二度目の落車だし、気持ちが切れた。
同じくハンガーが曲がった選手等とコースを横断できるタイミングを待ってピットに戻る。
「レースなんだからこういう事もありますよね」とお互いに言いながら・・・

カニックスペースに行ってホイールを見てもらうもこりゃスポークがダメだからこの場では治らんよといわれる(T_T)
とりあえずピットに戻ったらちょうど休憩していた知り合いに前輪だけ借りて一周だけ走って完走。

200km5時間半を目指す集団を単独で二つ追い抜いたという事はそれだけ走れてたんだと思う。
それだけに悔しさが滲み出る。

でも落車は巻き込まれる位置にいた自分が悪い。
ラスト一周に向けて前に上がり損ねたのがすべての元凶ですね。

落車まで
Time:2.18.30
Dist:93.10km
SPD Ave:39.3 Max:71.4(km/h)
CDC Ave:99 Max:135(rpm)
HR Ave:162 Max:189(bpm)

ラスト一周
Time:7.45
Dist:4.43km
SPD Ave:39.3 Max:64.6(km/h)
CDC Ave:97 Max:120(rpm)
HR Ave:165 Max:182(bpm)



でも悪いことばかりではない。
ツールド沖縄の210kmで戦うような方々のレースの作り方、走り方の断片は見れたし、
自分に足りない面もはっきりと見えたレースでした。

幸い、次のレースは一か月後までありません。
その間にどれだけ弱点を改善できるか。

これによって来月笑ってレースを終えられるかが決まってくるのかなと思います。
立ち止まっている暇があるなら考えながら少しでも行動した方がいい。

今日も相変わらず朝ライド。


体はやっぱり正直でちょっと不調を訴えてきたけど動きは良かった。
また来月の時に今回と同じ所まで調子を持ってきてレースに挑みたいなと思います。



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