山麓暮らし

ほぼ自転車

Japanヒルクライムin大弛峠 エキスパートコース

ちょっと記事が長くなったのをはじめに言っておきます。

読む気がそこまで無い方はおそらく、飽きると思います(^^;

 

とりあえず走ってきました!

第一回となる大弛峠まで計測区間27.7kmという日本で一番長いヒルクライム大会。

計測区間の高低差も1800m位?

パレード区間を含めて38km、標高差2000mが売りな大会です。

 

 

 

まぁ、前からブログを読んでいらっしゃる方は知っての通り、右手の中指を怪我していました。

怪我の状況は病院に行っても順調と。

指を固定していた用具を外して自転車に乗ってみると振動も気にならない。

ただし、爪の下に内出血をしているため、シフト操作には使えない・・・

 

ブレーキは指というよりも手で包み込むので全然問題なし。

中指はハンドルを握るのにも添えるしかできないのでこれがハンドル、ブラケットを引くような走りをするとなるとどこまで影響があるかな・・・

とりあえず人様に迷惑をかけるような影響は無いので出場することに。

 

 

 

当日は朝の4時に起床して出発。

受付時間が7時からなので勝沼の方で開催でも全然間に合うのは嬉しいやら、帰りが心配やら・・・

天気は日差しが強くて8時くらいでも熱い位!

 

受付では大会のステッカーが入ってきましたよ

 

 

最終軽量化して知り合いの方々と挨拶をしてアップしてみる。

体の動きが全然悪い・・・でもローラーを回して次第点くらいには動くようになった。

サイコンを忘れてきたので心拍数は分からなかったけど上がらない感じあり。

一週間、息が上がるような運動もしていないとこんなにも駄目になるのか。。。

 

まぁ、それでも走りますけどね。

今日は八ヶ岳エキスパートチャンピオンやヤビツの主様。

じてトレで有名なブログの主(もちろん常にエキスパートクラス上位)などと同じクラス。

そんな人たちの走りを近くで見られるクラスに参戦ですから自分の中で納得のいく走りが出来なくてもいいのです(^^;

 

ちなみにこの日の機材。

ヒルクライムレースで1年以上ぶりにボトルを付けた(^^;

ブレーキシューを怪我で交換できなかったのでホイールは先週のブルベで使ったレーシング3のままで参戦です。

 

 

もてぎでチームを組んで一緒に表彰台に乗ったパチさんとお話ししながらパレード走行へ。

計測区間まで広域農道を走っていくのでアップダウンが激しいな~( ̄▽ ̄;)

そして事前の情報にあったように激坂区間に。

 

「28%の坂があるので無理だと思ったら歩いてください~」

 

・・・はい?

2人並べば幅を使い切るような狭い道で舗装がかなり悪い。

そして15~20%の坂が続いていくのですが・・・

twitterより他の方のを拝借

 

みんなして苦笑いしながら文句を言いながらも登っていきます。

と、ガラス片が散っている所もあったりでなんだこれ!!

ここでパンクしている人もいたし、「スタートラインに着くまでにふるいをかけられますねw」というのが冗談では済まない道を登って集合場所へ。

 

「パレードじゃねーよこれw」や「走るの自体が挑戦な人はここまで来れないよw」とお話は尽きませんw

いや、これは真面目に「完走できました~!」とか他のヒルクライムで言っているような方はパレードランを完走できません・・・

スタート地点のはずなのにもうお腹いっぱいの人も多かったと思います。

だってその場の空気が「これから行くぞ!」じゃなくて一仕事終えた人の集まりだったwww

あとから聞きましたが、受付をして麓の道の駅からスタート地点を目指した方がいたとか。

普通に考えたらそれが賢明だと思えるパレード区間でしたよ・・・

激坂区間でパンクした方は修理して車に乗せてもらって来ました。

 

さて、集合したはいいけど並び順がgdgd

どこにいればいいのか分かっていない参加者も多く、ごちゃごちゃになりながら点呼をとっていました。

自分はチャンピオンコースの方だったのでそこまで混乱は無かったですが・・・

 

 

 

さてさて、レースをスタートしましょう。

って、残り1分のアナウンスがあった後は何も情報なく、市長?がピストルを持ったなぁ~なんて思ってたら、

「8、7、6、・・・」とカウントダウンが始まるではないですか!

「とと・・・」なんて思って構えたらピストルが鳴り響きスタートします。

 

走り始めると交差点を左に。曲がったさっきからレース開始です。

ラクションとかあったかな?計測開始地点も分からず。

「どこがスタートですかね?」なんて聞いている人がいましたが、ニュートラルからの合図でスタートだからスタートラインなんてないだろうなと思ったので、

「もう始まっていると思いますよ」と言うと「えぇ?!」的な反応が返ってくる。

 

ヒルクライムばかりやっている人は計測開始ラインがある方が多いかもな(^^;

なんて呑気な事を考えながら前に目を移すと集団が形成されている模様。

 

着くかどうしようか。追いつける差に留めていると息が上がるのが早い。

「こりゃ着いていったら黄金のたれをかます可能性大だな・・・」

そう思ったのでタイムが落ちるの覚悟で単独走を選択してお見送り。

本来は集団に入った方がタイムが上がるので行ける所まで行きますが体が準備できてない。

長距離走でいうセカンドフォースに全然入れる気配も無いのでそのままいった場合には早々に潰れてしまいます。

実際、最後までセカンドフォースに入ることは無かったので行かなかったのが結果論として正解でした。

単純に一週間、息切れをするような事もしなかったのが原因だろうな・・・

 

勾配が緩んだ所でペースアップできると面白いように前から人が落ちてくる。

森の中に入って九十九折れに入るとペースが出来てきます。

ダムまでの半分以上の距離を残して前には誰も見えない。

ここからずっと単独走で腐らないように登っていきます。

 

 

 

前にここを登ったのは前日に240km超を走って登ったので全然コースの印象が変わります。

急な所もないのでリズムを作り出して登っていくイメージ。

適当にダンシングで背筋と足を伸ばしながらダムから先に備えます。

パブリックコースのゴールラインを過ぎると一旦下るのでアウタートップをぶん回して登り返しに備えます。

 

ダムからの直登を終えてゲートから先はまた勾配が緩む。

そして頂上まで11km辺りから3kmほど平坦区間に入るのでアウターに叩き込んで林道を道幅いっぱいに攻めていきます。

この区間を全開で攻められるって思っていた以上に楽しい♪

てかヒルクライムで足を止めてコーナーを攻められるってなかなか無いですよね(^^;

 

残り8km辺りからまたまともに登り始めます。

とりあえずジェルを流し込んでドリンクを一口、二口。

むせたけど1時間半近いヒルクライムでは飲まないよりはマシでしょう。

 

あとはひたすら我慢。

疲れてくると一番長い指である中指をシフトに使えないのが思った以上にストレスに。

しかもハンドルを引くのに中指は思っていた以上に影響があった!

登りながらちょっとイラつくこともあったり。

 

残り5kmで「トップと10分位!」と声を掛けられる。

それくらいのタイム差でゴールできればうれしいけどなぁ・・・

そう思いながら残り3km位から一層踏んでいくも体が付いて来ない。

 

レース前の調整を何もしないでレースに出ていた時は感じなかったけど、事前の準備を何も出来ていなかった今回は終盤になるにつれてそこまで攻められていないのに動かなくなっていった。

1時間半のTTなんていつも練習でやっているんだから最後まで行けるはずなのに・・・

動かない体を必死に動かしながらゴールラインを超えてレースを終えました。

 

 

タイムは1時間34分で12番目にゴール。トップと15分差はいくらチャンピオンクラスでこのコースとはいえ悔しすぎる・・・

自転車では2回目、車でも1回登山で来ている大弛峠。

ここまでレースで上がってくる日が来るとは思わなかったなぁwww

 

スタッフがコーラを持ってきてくれましたけど自分は炭酸は飲めないので(^_^;

 

路面と日差しの暖かさが心地良くて寝ていたい位でした。

人がゴールしてくる度に拍手で迎えながら周りの方々とお話しながらまったりと。

最後にゴールだったのは唯一女性でチャンピオンコースにエントリーしていた方でした!

みんなでおめでとうという感じで迎えましたよ(^^)

 

下山前にチャンピオンコース完走者全員で記念撮影。

一回大会という事で記念だそうです。

大弛峠をゴールにする大会を企画して今回実現するのに6年かかったそうで(!)、

主催した方にとっては感慨深い大会であったようですね。

※LinkTOHOKUさんのtwitterにこの写真はアップされていました!

 

 

 

さて、下山するころには時間は12時45分。

表彰式って14時からになっていたよな・・・?

絶対に間に合わないと思いながら下山を開始します。

 

一旦下の国道まで下ってフルーツ公園までまた登り返して終了。

走行ログは競技開始点からしか取っていなかったけど68km走ったことに。

ってことは前のパレードラン含めると80km超だったのかな?

ヒルクライム大会で走れる距離ではないなwww

 

結局15時に表彰式が始まってすべて終わったのは16時前。

チャンピオンコースエントリー者は参加賞があるという事で確認したら自分はフルーツの詰め合わせ。

9月に発送って絶対にその時には忘れている気がするww

 

終了後すぐに帰り路につきましたが中央道は日曜日恒例の大渋滞時間に突入・・・

家についたのは20時半過ぎという笑えない状態に。

中央道はね、15時には小仏トンネルと超えないと辛いんですよ・・・

 

 

 

さて、今回の大会は色々と思う所がある人が多かったようです。

「来年は出ないな・・・」と言っていた人も少なくなかったですし。

 

詳しくはほかの方のブログにも書かれるでしょう。

とりあえず、自分の希望するのは以下の点かなぁ・・・

反論される方もいらっしゃるとは思いますけど、あくまで個人的な意見です。

 

・事前の情報

前日受付が無くなった情報が伝わってなくて前日に来た人がいたり、、当日もゼッケンの張る場所やゼッケンシールはヘルメットなのか、乗鞍のようにフレーム用なのか。計測タグの付ける所などどの大会でも入っているアナウンスが無かった。もし初めて出る大会の方がいたら何も分かりません。

 

・競技前のパレードラン

クラスごとにスタートなのだからパレードランの時にすでにカテゴリー別に行くべきかと。スタート地点についた時にごっちゃになっているのですからそりゃ違う所に並ぶ人も出てきます。

 

・チャンピオンクラスの関門

2時間半となっていましたが、ダムの地点で1時間以下、ゴール地点で2時間にしてもいいと思いました。競技時間が長い上に競技中に下山をさせられないようなコースなので競技時間を短くしないと。トップの選手なんて1時間以上待つことになっていましたし、悪天候になったらそこまでの逃げ場もない所がゴールなんですから。

 

・補給地点

チャンピオンコースに入ってからの給水所が非常に高速になる所にあったこと。手渡ししてくれるにしても受け取るのには危険が伴う速度で走れる所にあったし、そもそも前の人たちは通過した時には用意すらされていなかったとのこと。何のためにあるのやら。

 

・終了時間

7時受付の9時パレード開始。これはもう1、2時間早められないかなと。大会の思惑も分からなくはないのですが、ヒルクライム大会の場合は昼過ぎには帰れるから出ている方も大勢いるのに15時から表彰式。これは結構嫌がる方も多いです。また東京方面に帰る人にとって15時と言ったら小仏トンネルの慢性的な渋滞が始まる時間。飛び賞などがあるとはいえ開催地柄、表彰式まで居たくない方も多くいらっしゃいました。

 

・年齢設定

現地で18歳の大学生で大会に出ていた子とお話ししていてびっくりしたこと。年代別が高校生の上は19~という年代別設定。「18歳大学生でエントリーする場合どうすればいいのですか?」と問い合わせたら「重量別の方で出てください」と言われたとの事。それは違うだろうと思ったのですが・・・

 

 

 

その他でも色々と細かいことはありますが、こんな感じ。

自分の我儘も入っていますけど主催者の方には他の大会を見て貰えればもう少し考えようがある点も多かったです。

Link TOHOKUさんもこのようなツイートをされていますし、来年はよりよい大会にしていただけることに期待しています。

 

コースが特異なだけに富士山国際ヒルクライムのように固定の方々が安定して参加するような大会には絶対になるはずだと思います。

自分も来年もハルヒルと重なろうが懲りずにこっちに参加しようと思いますし、いい大会になるように祈っております。

 

 

 

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