山麓暮らし

ほぼ自転車

第70回秩父宮杯

前回出たのはコロナ禍前の3年前。

それ以来毎年開催概要は出てきて去年は一時エントリー開始されたのだが結局開催はされず。

 

しかし今年は以前と変わらず一般上級、高校生上級、登録者が秩父駅前からパレード付き。これはモチベーション的に本当にありがたかった。

開催には多大な苦労があったのだろうけど関係者の皆さんに感謝したいです。

 

さて、地元に一番近いロードレースという事で一番狙っていきたいレース。

しかし前月から出張が長く続いて出張が予定通りだと出られない危機。

なんとか出張を前日までに終わらせて夜遅めな時間に帰ってこられた。

 

なので自転車には1週間ほど乗らず。

前日の会社からの帰宅ライドの感触は「え、これでレース走るの?」という感じだった。

 

レース時間は1時間ほど。

これは普段ランニングをする時の時間に近い、なので出張中は雨が降らない限りランニングで心拍数をレース強度になるべく近づけるようにした。

 

レース前日はランも休みにして疲れを取るように。

体調としては悪くない状態にできたと思う。

 

 

 

当日は5時くらいに起床。

朝飯食ってわんこ散歩に行ってと普通にいつも通勤するリズムでいざ秩父へ。

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ミューズパークでの受付とゼッケンの支度ができたらパレード開始点の駅へと。

今回は誰も並んでない時に着いてまだ整列という段階でも無かったので適当に辺りを流して暇つぶし。

 

今回は知り合いで出てる人がいなかったのでちょっと寂しい。

開会式が終わると秩父公園橋から田んぼストレート上のスタート地点までパレード。

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これが交差点付近は係員がいるので良いのだが、間の区間が住民の車が出てこようとしたりでレース中以上に緊張感がある…

パレードスタートに間に合わなかったっぽいエリートのライダーが後ろから追い抜いていったが間に合ったのだろうか?

 

今回も無事にパレードは終了。

最前列からスタート!

 

自分は一般上級なので蒔田峠を4回登る3周半。

これが1周目だとスタートして300m位で登り始める。

だから順位争いをしようというならスタートできる位置は非常に重要です。

 

最前で登りに入るとそこまで上がる人もおらず、坦々とクリアしていく。

ここの下りでこの日の路面状況を見ておく。

 

2つ目の登りをこなして下りで前に出ると後ろが離れる…あれ?上げてはいないぞ?

レース時間1時間しかないし、登りの感じで集団がお見合いする感じはあまり無かったので待つかとも考えたが、後ろに着くのが精一杯な人は早く落ちてほしいのでペース維持して追いつくのを待った。

 

2度目の登りはスー、と上がっていく選手がいるのでそれについて行く形に。

強度的には「このレース、こんなに上げたっけ?」と思うくらい。

余裕は無くはない、位の絶妙な強度で引っ張られる。

 

しかし先頭で下らないとこんなに走りにくかったっけな・・・色々と前回とは違うようだ。

コントロールラインを通過して湾岸の方と抜け出した。

「後ろは?」と聞かれて見たけどあまり離れる気配はない。

「離れませんね!」「まぁこれで人数が減ってくれれば安全になっていくから!」

そう、本当にそれです。

 

R140のバイパスをくぐる頃には後ろと再合流。

大きな動きもなくバックストレートを駆け抜け3度目の蒔田峠。

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またEMUとサイユニジャージの方が上げていく。

それに合わせて周りがまた付いていく。

 

毎回こんな感じだから順調に人は減ってきてる感覚があった。

全く後ろ振り向く余裕は無いけどw

曲がった勢いで登るのではなくてワンテンポおいてからスルスルと誰かが行くのでスピードが若干緩んでからの加速が必要ででなかなかにしんどい。

 

登りきると下るが今回も下りは強度的には超平和。

先頭で下りたいけどあの強度で登られると結構きついな。。。

そう思いながらラストラップへとなだれ込む。

 

特に抜け出そうというようなアタックも無かった記憶。

R140バイパスをくぐるあたりから各々登りへの位置取りを考え始めたよう。

バックストレートで少しローテがぎくしゃくする。

 

この先で一発勝負をかけてくる人がいるかどうか。

しかしここまで3回の登りでそれなりの強度で登っていてそこから上げられると正直どこまで行けるか。

不安が頭をよぎったけどどうすることもできないのでいつも通り、深呼吸して最後の登りへと備えながら右折。

 

ここでもEMUとサイユニジャージのお二方を筆頭に登っていく。

自分はというともう耐えるのみ。

ただ爆発力というような無茶苦茶に上げられるわけではなかったのが幸い。

一番上まで耐えて下りへ。

 

そして次の短い登りに入る所で周りを囲まれるような位置に入ってしまったのが最大の失敗だった。

右の空いたスペースからスルスルと一人抜けていくのを自分は前と横を完全に塞がれてしまって抜け出せず。

辛うじて左前の方が前に出て行ってくれたのでその後ろから抜け出した6人の後ろに向かって全力で登りきる前にとドッキング。

 

しかしここまでだった。一人抜け出したけど後ろの自分を含めた6人は完全に先頭固定で一列棒状。

自分はというと追いつくのに必死になった後でペース的には前を曳けたけど5人前まで行ったらそこで力尽きるんじゃないかという恐怖心を拭う事が出来ずに後ろを付いていくだけという何とも情けない選択をした。

一か八か追いかけるのは十分に手だったなぁ・・・と今になって思う。

 

しまいには最後の右折ポイントで全走者がスピードが不意に緩んだので前輪を左に入れてしまい、もう外からいくしかもがくしかなかった。

何とか一人はかわしてフィニッシュ。

滑り込みで入賞圏内に滑り込んだ形で終えられた。

 

走行データ

55:43 36.9km 535mUP 214/802W 178/197bpm 709kJ

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やり直せるなら最後の登りで前が開いた所に位置取りをしたかった。。。

自分の中ではそこが一番の分かれ道だったと思う。

でもこの大会でまた賞状を持って帰ることができた。それだけでも十分です。

 

 

 

この大会、トップ3に入るとイチローモルトさんや兎田ワイナリーのボトルがもらえるのだが、今回も3年前と同じ6位だったのでそれは無し。

帰りに兎田ワイナリーさんのボトルを買って帰りましたw

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