山麓暮らし

ほぼ自転車

ARAKAWA12ソロ

バイクロアはもう二桁回数開催されてる定番イベントだけどARAKAWA12は今年で3回目?

秋ヶ瀬バイクロアで走るのは3回目。今年はいつも誘って下さる方とチームラリーで楽しみつつ、この19~7時までの耐久レースに初めて出ようと。

 

準備はほとんど山の準備。

・テント

・寝袋

・コッヘル

・ガスストーブ

・シルバーマット

 

シルバーマットは普通のクッションマットよりも座った時に温かさが変わるから。

始めからどこかで寝ると決めていたので寝袋は必需品。

序盤に寝て日付が変わる頃からずっと動くなら5℃もあればエマージェンシーシートでも行けるかも。

f:id:take-han634:20221218131458j:image

用意した服装はこんな準備

・夏ジャージ

・おたふく冬用インナー上下

・ネックゲーター

シマノエクストリーム手袋

・アーム・ネック・レッグウォーマー

・ウィンドブレーカー

 

あと寝る時は普通にフリースとジャージをウェアの上から着て寒くないようにしてた。

 

 


f:id:take-han634:20221218131526j:image

f:id:take-han634:20221218131529j:image

f:id:take-han634:20221218131532j:image

さて、昼前に現地着。

テントはコースからロープ無しで入れる舗装路横に張った。

 

お昼の試走時間で2周だけコースを覚えるのに走ってみたらフライオーバー周り以外は去年と変わらない?

去年もテクニカルだったセクションはそのまま。

 

お昼の温かい時間に持ってきた通勤ロードで久々に荒サイを流したり、日が傾き始めたらテントでgdgd

完全にテント泊登山の午後の過ごし方だったw


f:id:take-han634:20221218131606j:image

f:id:take-han634:20221218131610j:image

暗くなる前に夕飯を食べとく。

 

日没とともに下がる気温。

走り始めの服装はちょっと悩んだ。

結果、夏ジャージに上下おたふくインナー、アームカバーに長グローブに。

暑い分には、と思ったがこれが裏目に出た。


f:id:take-han634:20221218131637j:image

f:id:take-han634:20221218131640j:image

f:id:take-han634:20221218131643j:image

スタート地点で集合がかかって

「ソロは今回17人もいるんですね・・・正気ですか?」

と2度ほど言われたが、多分このスタートラインに立ってる地点でダメだと思いますw

 

19時ちょうどにレーススタート。

走り始めると7人くらい猛然と走り去っていった。

自分は走り続けられるくらいの強度で無理せず。

 

一周早ければ6分前後で回ってしまうので本当に流れを掴んでそれに乗るイメージ。

段々とリズムに乗ってくると自然と体が動いてラインをトレースしてくれるようになってくるけど、それで脳死していると刻々とコース状況が変わってくるので常にアジャストしながら走る。

それがまた楽しくていつまでも飽きが来ない。

 

しかし走り出して少しすると暑くてしょうがなくなってきた。

袖を捲ってまだ足りなかったので手袋も脱いでしまうことに。

 

ふとニュルやルマンの24時間レースを思い出した。

ドライバーたちはこんなことを考えながらあのレースをドライブしているのだろう

そう考えるとまた高揚感が出てきた。

 

気づけば1時間半ほど休憩も無ければ補給もせずに走ってたw

さすがにコース内で一番状況のいい計測ラインの直線で2回ほどボトルをがぶ飲みする。

また尿意も出てきたのでトイレに一旦コース外に出るも食べ物は。。。

ポケットには入れてたけど休憩として止まった時でいいか。

どうせ途中で寝るつもりだし。

 

遥か前に行ったと思っていた選手たちが徐々に落ちてきては補給のためにコースを外れてく。

「これ、案外いい所で走っているのでは?」

そう思うけど自分の順位を知るすべはなく坦々と走り続ける。

 

そんなこんなで楽しく走っていたがあるとき、ブラケットを握っている手がヌルっと滑る感覚。

これ、めっちゃ覚えある。手に血が付いている時の感覚だわ。。。

 

それに気づくと左手の親指と人差し指間に痛みを感じた。

ノーグローブで走っていたので手の皮が剥けたらしい。

さらに右手も若干痛かったがこちらは軽傷だろうと無視。

怪我の程度は暗くて確認不可能なので止まった時に確認しようと走り続ける。

 

3時間を超えた頃、ラインが乱れることが多くなってきた。

そろそろ一回止まるかな。3時間半位で初めて自転車から降りた。

 

テントに戻ってとりあえずパンにかじりつき、もぐもぐしている間に寝る準備。

とりあえずこの地点での順位確認をしてみたら

f:id:take-han634:20221218131801p:image

ん?見間違い?

そんなに眠かったのかなと本気で思うくらい、自分がトップにいるなんて思いもよらなかったw

順位を見ると行けるところまで行くかなと迷いも出たが、手を怪我しちゃったので走り続けるモチベーション自体が下がってしまったのでとりあえず一旦寝ることに。

 

 

3時間以上経って目覚めた。

寝袋から出るとクソ寒い。テントを開けるとさらに寒い空気にあたることになるのでそのまま朝までテント内に居たくなるw

しかしトイレに行きたかったのでとりあえず用を足しとく。

そしてテントに戻るとまた寝袋に入るビジョンしか出てこないのでそのまま走コース復帰。

 

もう3時間の間にトップは遥か25周以上前にいたのでもう興味はないw

自分が寝ている3時間の間にずっと走り続けていた方々は疲弊している感じがする。

こちらは寝起きでリフレッシュされたのでチーム参戦している人以外に抜かれることなく自分のペースで坦々と。

 

そうこうしているとチーム参戦の方を前に出したらペースが合ったので声かけて後ろを付かせていただいた。

流れでなんだかんだ話をしながら3周くらい。

皆さん、真っ暗な中周回を重ねる中で同じペースの人と走れる方が少ないのでお互いにコミュニケーションを取れるのが嬉しかったんだと思うw

 

走り始めて1時間くらい。

心拍数が上がらなくなって眠気がまた出てきた。

「いったん止まるか」

そう思ってテントに戻るとお湯を沸かしてスープで温まる。

・・・だけのつもりがどうも寝ていたらしい。

寝袋にちゃんと入った状態で目が覚めると5時を過ぎていた。

 

もうあと2時間を切っている。

トイレだけ済ませて再度コースイン。もう休憩はいらないと走り始める。

 

6時ごろから空が明るくなり始める。

真っ暗な中でしか今まで走っていなかったので待ち望んだ瞬間だ。

徐々にコースが見えるようになってくると自然とペースも上がった、、、気がする。

実際は7分前後でそんなにペースが速かったわけではなかったが。

コースサイドにいる方から「この人が1番元気なのでは?」と言われるくらいのライディングではあったらしいw

 

残り1時間を切ってくるといちいちベースに戻るのがめんどくさくなってうまい棒ピットにお世話になった。

チョコも置いてあったのが非常にありがたい。

 

そんなこんなで朝の7時に一回の落車もなく無事にゴール。

周回数は57周。ガーミン曰く、走行時間は6時間24分くらいだったらしい

 

走行データ

6:23:38 122km 156/190bpm

 

とりあえず今回のまとめ

・汗かくと焚火の煙で目が痛い

・6分前半以内だとヘッドライトがかなり助かる

・7分切る位ならVolt800のローモードで十分

・ダート区間より芝区間の突き上げが辛い

・走りながら落ち着いて補給や脱ぎ着出来るのは2か所くらい

・おたふくインナー上下に夏ジャージで十分

・手袋だけは冬ものにしとくべき

・トゥカバーだけで行けたけどシューズカバーが必要かどうかは迷い所

・暑くてもなんでもグローブは最低指切りをしとくべき

 

補給に関してはお湯をレース前に作っといて1ℓサーモスでも入れとくといいかも。

あとテントに入らなくても外にボトルとか補給食を準備しとくと寝るつもりもなく寝るのは防げるかなw

 

ただ夜明けを迎えた上位勢の走る姿を見てると「あそこまでして続けたくはないかな」とか考えてしまったので次回があれば眠くなったら寝るのは変わらないかなと思う。

今回は5時間半弱寝てるので辛うじて走行時間が半分を超えただけになってしまったが、次出るなら2/3ないし3/4は走りたいなとは思う。

 

 

 

ちなみに、日曜の昼にはチームラリーに参加したけど2周回担当で6分前後で回れていたので夜寝ることはやっぱり大事だと思いましたw