山麓暮らし

ほぼ自転車

第90回ル・マン24時間

土曜日から日曜日にかけて今年も夏至に近いこの時期に行われました。
今年はSCの出動回数が本当に多く、天候的にも荒れたレースになりました。

今回、一番残念だった事は2週目にテルトルルージュでクラッシュしたアラン・シモンセンが亡くなったこと。
日本の日付が変わる頃までしか見ていなかったので亡くなった事は翌朝知りました。

翌日のレース中の表彰台にはデンマーク国旗が半旗掲揚され、何だか物寂しくなったものです。
心よりご冥福をお祈りします。



一方でレースの方はガードレース補修をされた後に再開。
燃料の兼ね合いでスティントが短いアウディに対し、トヨタがどの程度アドバンテージを取れるか。

序盤は1,2号車がレースを作っていきますが、夜を迎える頃に1号車がトラブル。
クランクのセンサー不良と言われてましたが、本当は違う気がする・・・( ̄_ ̄ i

さらに3号車もスローパンクチャーからバースト。
マシンへの被害は少なかったのものの、一コーナー先での出来事だったのでほぼ丸一周3輪走行。

これでトヨタが8、7号車の順で2,3位に浮上して夜。
夜が明けるとレベリオンがトラブル続きなどしていましたが、残り3時間で3号車が7号車をパス。

残り1時間ちょっとの所で局所的に降り出した雨によって7号車がバリアにクラッシュするとSC出動。
ラピエールが非常にいい走りをしていただけに残念でした。
しかしながらピットまで自走できたので修復して最終的には4位を死守しました。

トップ争いの方はトラブルなく順調に走っていた2号車と8号車に絞られる形に。
しかしアウディ2号車の方がペースもよく、優勝を飾る形となりました。


その他のクラスではGT-Proの方でアストンが弔い合戦の形を取っていたので応援していたのですが、
来年に向けてワークス体制での参戦をしていたポルシェの前に屈してしまい3位。

残念でしたが、ドライバーたちがデンマーク国旗を持って表彰台に上がる姿を見て・・・(T_T)
ちなみにこのレースでは冒頭のクラッシュによりシャンパンファイトは無し。




日本勢では可夢偉選手がクラス5位。
中野選手は予選の結果から期待されたのですがトラブルによってリタイヤ。
井原選手もトラブルによって長くピットにとどまっていましたがリタイヤ。

そして日本に馴染み深い選手たちでは、ロイック、トム、アランが総合優勝!
ジャービスの乗る3号車も3位に入りました。

アンドレ、ブノワの1号車はトラブルが響いて5位。
クルムはLMP2クラス4位。表彰台まで後一歩。

ダンブレックはGT-Proクラスの3位。
マコヴィッキ、ロシターがリタイヤという結果になりました。




今回はレース展開もとても面白かったし、24時間がとても短いレースでした。
とにかく、完走した全てのマシン、ドライバー、チームに心からお祝いをしたい。
テレビ越しでもそんな気持ちにさせてくれるレースだから毎年自分は見ています。

この争いが10月に富士に来ることを考えると・・・
まずい、去年のWECジャパンの興奮も相まって気持ちが高ぶってきた(^^;